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連盟概要
昭和36年(1961)10月、全国専修学校各種学校総連合会の中に「全国珠算学校専門部会」結成準備委員会が発足し、翌年の昭和37年(1962)5月2日に珠算学校認可校の全国組織として「全国珠算学校連盟」が結成されました。
昭和38年(1963)に第1回全国珠算技能検定試験を施行して以来、わが国の産業界に珠算技能に習熟した多くの優秀な人材を送り出すとともに、広く国民の計数感覚の向上に努め、現在に至っております。
珠算・暗算技能検定試験については、昭和44年(1969)に文部省(現:文部科学省)の後援許可を得て、年々その内容を充実させ、段位検定、暗算検定を含め、335回(令和4年3月現在)を数えるに至り、
年間の受験者総数(延べ人数)は、令和3年度実績で約8万2千人以上に及んでいます。
また、そろばん教育が算数教育の重要な部分を占めていることから、いち早く全国算数能力検定試験を取り入れ、既に34年目を迎え、82回を数えております。
昭和43年(1968)には文部省(現文部科学省)認可の社団法人となり、名実とともに公益に奉仕する団体に成長し、日本の伝統文化としての珠算教育の普及に努め、
その活動を通して全国で幅広く珠算技能に習熟した数的感覚にも優れた青少年の育成に貢献しております。こうした中、内閣総理大臣より「公益法人制度改革関連法」に基づく新法人格への移行認定を得て、
平成25年4月1日付けにて移行登記が完了し、「公益社団法人全国珠算学校連盟」として新たな出発を致しました。
現在の会員数は、628名余となっており、会員の珠算教育者としての資質及び技術の向上を図るための研修会の開催や教員資格認定、教育段位認定、珠算教育振興功労者表彰等を実施しております。
一方、珠算を学ぶ児童・生徒に対して、安心して学べるよう生徒安全会制度を設け、厚生面の充実を図り、さらに人間形成への動機付けの促進のために、生徒表彰制度を設けるなど、保護者の方々の深い理解と信頼を得ております。
また、珠算教育のより一層の振興のために、各地域珠算競技大会への助成活動や、毎年、全日本珠算技能競技大会を開催し、
児童・生徒の技術向上に向けた動機付けに資するとともに、こうした競技大会が珠算技術・技能を広く社会にアピールする場にもなっています。
さらに、珠算界では全国組織を持つ3団体の一つとして、全国珠算教育団体連合会を構成し、小学校算数科の珠算の授業運営の補助の為、
ボランティアの珠算講師を全国の3,259校(令和元年度)の小学校に派遣するなど、全国的にも幅広く珠算教育・技術の普及活動を展開しております。